フリーランスと言うスタイルで働くSEも多くなっています。自分の好きな場所で働ける、自分のペースで働けると言うメリットがありますが、メリットばかりではありません。代表的なデメリットは、仕事が不安定になりがちなことです。フリーランスとして働くと、設計作業だけではなく、自ら契約を獲得しなければならないため、設計業務と営業業務のバランスが崩れると収入が不安定になりがちです。
また、近年仕事のワールドワイド化が進んでいる中、フリーランスにとっても英語力が必要です。特にSEとして働くのであれば、最新の開発環境や、言語仕様について確認しなければなりません。それらの仕様書は英文となるため、英語力が必要になります。もしかすると、外国人がクライアントになる可能性もあるかもしれません。その場合にも英語でのコミュニケーションが欠かせません。ちなみに、1つの目安として、TOEICのスコア700点前後が必要な英語力と言えるでしょう。
フリーランスとして働く場合、領収書や請求書の発行などの事務作業も必要です。確定申告も自分自身で行わなければなりません。
その他にも、フリーランスの苦労は、社会的な信用が低いことです。具体的な弊害としては、クレジットカードが作りづらい、住宅ローンが組みづらい、賃貸住宅を借りにくいなどがあります。
加えて、有給休暇が存在しないこともデメリットです。休みは自由に取れるのが、フリーランスのメリットですが、年収とのバランスを考えて休みは自己管理しなければならないのです。